いつもそれは突然で。
それから1か月が経過して5月。
私たちは久しぶりにデートすることになって久しぶりのあのカフェで待ち合わせをした。
先輩はさっぱりとしたパスタで私はクリーム系のパスタを食べた。
デザートに先輩はティラミスを食べて私はラズベリーのケーキを食べた。
先輩はアイスコーヒー私はほっとココア。
あのころから何にも変わっていない気がした。
時間もすっかり過ぎて夕方5時。
お手洗いから出てくると時間が止まってて先輩の姿がなかった。
「夏?」
私は久しぶりに胸の奥を強く打ち付ける不安に襲われた。
「なに、澪俺のことが見えないの?」
「見えない」
私は泣きだしそうな思いがあふれ出していた。
「澪ちょっと遊ぼうか」
「…遊ぶって?」
「あの頃のように」
何が言いたいのかわかんなかった。
「はじめまして澪。俺の名前は日向狐夏日向に狐に夏と書きます」
「夏…」
「澪はとても純粋な女の子で少しどんくさい女の子です」
「何言ってるの」
「でもそんなことわかっていました。
そしてこの僕が澪を1番傷つけることもわかってた」
「ねぇ夏そんなおふざけいらないから出てきてよ」
「ダメだよ澪ちゃんと聞いて。」
止まった時空の中を探した。
どれだけ探しても夏の姿が見つからない。
「わかってたけど俺は澪の会いたくてここに来ました」
「俺は中学3年の夏川でおぼれて死にました。
でも俺は澪のことが大好きだったらから門番に頼んで帰ってきました」
「澪きづいてたはずだ。痣が消えたこと」
「俺が消しました」
夏が私の目の前に現れた。
私は抱きついたけど静かに悲しそうな顔をして離した。
「俺の生ききれなかった分を生きて澪。ありがとう澪、俺は幸せでした。」
私におでこをくっつけて狐夏は
「僕の1番の奥さんへ」
そういって私の首にくれたネックレスには指輪が一つ輝いていました。
「澪ちゃんと覚えていてね」
そういって人生に1度きりの大切な人とのファーストキス。
それはとても苦しく悲しく切ない涙の味がしました。
家に帰るとノートの間から手紙が出てきました。
「櫻井澪様」
未来のぼくが手紙を書いています
未来のぼくとかいっても何のことかいまいち
わからないかもしれないけど
僕は澪のことが好きです
それはこの僕の命が消えても変わらないです
何も残せなかった代わりに僕の夢を置いていきます
どうか気持ちの整理がついたときこの願いを叶えてください
1つ
泣かないで
2つ
その指輪はどうかなくさないで
3つ
僕のことを思い出してないてしまうくらいなら忘れてください
4つ
早く誰かと幸せになって
笑顔の絶えない日々を一生懸命過ごしてください
5つ
…………
願わくば
誰とも結婚なんてしてほしくないけど僕のこと忘れてほしくないんだよ。
でもそんなこと叶わないのわかってる方どうかこれだけ
本当にこれだけ
僕は未来からあなたのことを見守っています
これは忘れないで
本当に
みおのことがだいすきでした
End
私たちは久しぶりにデートすることになって久しぶりのあのカフェで待ち合わせをした。
先輩はさっぱりとしたパスタで私はクリーム系のパスタを食べた。
デザートに先輩はティラミスを食べて私はラズベリーのケーキを食べた。
先輩はアイスコーヒー私はほっとココア。
あのころから何にも変わっていない気がした。
時間もすっかり過ぎて夕方5時。
お手洗いから出てくると時間が止まってて先輩の姿がなかった。
「夏?」
私は久しぶりに胸の奥を強く打ち付ける不安に襲われた。
「なに、澪俺のことが見えないの?」
「見えない」
私は泣きだしそうな思いがあふれ出していた。
「澪ちょっと遊ぼうか」
「…遊ぶって?」
「あの頃のように」
何が言いたいのかわかんなかった。
「はじめまして澪。俺の名前は日向狐夏日向に狐に夏と書きます」
「夏…」
「澪はとても純粋な女の子で少しどんくさい女の子です」
「何言ってるの」
「でもそんなことわかっていました。
そしてこの僕が澪を1番傷つけることもわかってた」
「ねぇ夏そんなおふざけいらないから出てきてよ」
「ダメだよ澪ちゃんと聞いて。」
止まった時空の中を探した。
どれだけ探しても夏の姿が見つからない。
「わかってたけど俺は澪の会いたくてここに来ました」
「俺は中学3年の夏川でおぼれて死にました。
でも俺は澪のことが大好きだったらから門番に頼んで帰ってきました」
「澪きづいてたはずだ。痣が消えたこと」
「俺が消しました」
夏が私の目の前に現れた。
私は抱きついたけど静かに悲しそうな顔をして離した。
「俺の生ききれなかった分を生きて澪。ありがとう澪、俺は幸せでした。」
私におでこをくっつけて狐夏は
「僕の1番の奥さんへ」
そういって私の首にくれたネックレスには指輪が一つ輝いていました。
「澪ちゃんと覚えていてね」
そういって人生に1度きりの大切な人とのファーストキス。
それはとても苦しく悲しく切ない涙の味がしました。
家に帰るとノートの間から手紙が出てきました。
「櫻井澪様」
未来のぼくが手紙を書いています
未来のぼくとかいっても何のことかいまいち
わからないかもしれないけど
僕は澪のことが好きです
それはこの僕の命が消えても変わらないです
何も残せなかった代わりに僕の夢を置いていきます
どうか気持ちの整理がついたときこの願いを叶えてください
1つ
泣かないで
2つ
その指輪はどうかなくさないで
3つ
僕のことを思い出してないてしまうくらいなら忘れてください
4つ
早く誰かと幸せになって
笑顔の絶えない日々を一生懸命過ごしてください
5つ
…………
願わくば
誰とも結婚なんてしてほしくないけど僕のこと忘れてほしくないんだよ。
でもそんなこと叶わないのわかってる方どうかこれだけ
本当にこれだけ
僕は未来からあなたのことを見守っています
これは忘れないで
本当に
みおのことがだいすきでした
End