竜宮城に帰りたい。



「そうかな…。
でも、私のこれは…す、『好きな人』としての!!

特別…扱い…だから……」



うわ、言っててすごい恥ずかしくなってきた!!



「ふふっ、澪ちゃんって素直なんやな。
おもしろい。」


「お、おもしろいって……!」


「正直全然そなんこと気づかんかったなぁ。

晴が孤独感感じとるなんて。」


「…………」


「分かった。
澪ちゃんのお願いや。

頑張ってみるよ!まずは私から。」


「瑞季ちゃん!!ありがとう……!」



嬉しい!

私の気持ち、伝わった…。


これで晴も……



「でも、晴は東京には行かせんよ。」



瑞季ちゃんはキッパリとそう言いきった。




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