竜宮城に帰りたい。



「おせぇぞ。」



やっぱり晴の第一声はそんなん。



「ごめん。みんな。

お見送りありがとう!」


「ええんやって。」


「澪ちゃん、また休みんとき遊びに来てなぁ。」


「慎くん。礼二くん…。」


「澪、俺たちも駅まで行くで。」


「お土産のおすすめ教えるけん。」


「祐くん、瑞季ちゃん…ありがとう!」



みんなで駅行きのバスに乗り、

最寄り駅、さらに特急に乗り換える駅まで来てくれた。




「わぁ、久々に来たわ!宇多津!」


「お土産こっちゃー」



みんなも私たち以上にはしゃぎ、

私とゆかりをお土産売り場に引っ張っていく。



「瑞季ちゃん、おすすめのお土産は?」


「んー…やっぱうどんか…骨付き鳥も人気やで。」


「うどんはやっぱり買おうかな!

ゆかりは?ほしいのある?」


「このストラップとお菓子!」



私はゆかりの分と一緒に瑞季ちゃんおすすめのお土産を買った。



時間まであと30分を切っていた。




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