竜宮城に帰りたい。
そうなんだ。
付き合ってるんだ…
へぇ〜
ふーん…
別に私には関係ないけどね!
じゃあ私のこと可愛いとかあんまり言わないほうがいいよ。
勘違いする子とかもいるだろうし。
私は大丈夫だったけどね!
あと夜に違う女の子と二人きりでいるのも良くないよ。
あらぬ誤解が生じるかもしれないし。
私とは本当に何にもなかったけどね!
そんな既成事実があるならもっと早く教えて欲しかった。
危なかった。
私はすっかり日も沈んだ中、三日月に向かってふうっとため息を吹きかけた。