君と過ごした私の時間

君と過ごした私の時間

龍ちゃんへ

今、私はこうして生きています。

今、私はこうして頑張っています。

生きるとこ、頑張る強さ

を、教えてくれたのは龍ちゃんでしょ?


龍ちゃんがあの時別れを私に告げたのは

私の為なんでしょ?

もし、私が龍ちゃんの立場なら

同じ事をしてたと思う。

一番辛いのが自分でも、

誰かを、傷つけることは絶対にしたくない

そう、思うから自分を傷つける。

だけど、誰かがそれで幸せになれるなら

自分が傷ついたって構わない。

そういうことだよね。

今ならわかるよ。

龍ちゃんがどんな思いで告げたのか。

辛かったね。苦しかったね。

ごめんね。

ごめんねって伝えたら龍ちゃんに

悪いから私はこう伝えるね。

「ありがとう。」

って伝えるね。

これから先も龍ちゃんには

ありがとうを伝えて生きたい。

龍ちゃん?

私は貴方がいてくれて良かったと

龍ちゃんの彼女になれて良かったと

そう思っています。

龍ちゃんはもういないけど

龍ちゃんがこの世にいた事に

変わりわなくて

龍ちゃんとの思い出も

私の心の中に全部あって

龍ちゃんの

笑顔、怒った顔、泣いた顔、照れた顔

その、表情一つ一つ見れたのも

私は心の中にしまってあるよ。

だから、龍ちゃん?

私を忘れないで…

お願い。

ただ、一つだけのお願い

好きとか愛してるとか

そんなほかの言葉いらないから

どうか、

私がいたことだけは

忘れないでください。

それだけで、いいから。


────私を忘れないでください。


この先もずっと龍ちゃんを


────愛しています。



龍ちゃん?

私と出会ってくれて

幸せをくれて


─────ありがとう。

─────大好きです。

─────また会える日まで
バイバイ。───


平木由乃


< 49 / 51 >

この作品をシェア

pagetop