届かぬ想い
芽衣には
私が告白する事なんて
言っていなかったのに

「わかってたよ」

って笑顔で私に言った

そして私が大川を
追い掛けていった後

芽衣は
昇降口に
靴を取りに行った

すると何と他校のはずの
芽衣の彼氏が
女の子を連れて
芽衣を待っていたらしい



「俺、こいつと付き合うから別れてくれない?」

「嫌っ!!芽衣は、芽衣は悠の事が好きだよ。」

「ありがとな。俺も芽衣の事好きだったよ。だけど俺は今こいつが好きなんだ。わかってくれるか?」
 
その女は
芽衣の彼氏の腕に絡み付き芽衣に見せ付けていた
 
「わかったわ!もうあんたの顔何か見たくない!綺麗さっぱりお別れよ!さようなら」
 
芽衣はその場から
走り去っていった。
 
「ありがとな!大好きだったぞ♪」
 
二人は腕を組んだまま
笑いながら
昇降口から去っていった。 
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