届かぬ想い
「今自由時間だって!!
乃曖さ1組付き合ってよ!」

「もち、OKだよ♪」

1組は私の好きな人

大川雄也

がいるクラス
見れるだけで嬉しすぎ!!

彼とは同じ小学校で
3年間同じクラス。
しかしいつも喧嘩の嵐
まともに話した記憶は一切ございません。


「のーあー」

「ん?」

「大川君?ってどれよ?」

「えっとー
あれ!あそこの人!」

「へーまぁまぁじゃん!」

「なんだそれ!」


私が彼を見ていると
芽衣は隣で誰かを呼んでいた。

「小野ー」

「ギャハハッ」

1組の教室の後ろのほうには
沢山の男子が集まって騒いでいた。
そのおかげで芽衣の声は騒ぎ声に
かき消されてしまった

芽衣はイラ立ちを抑えているのか
顔を真っ赤にして
頬っぺたを膨らましていた。

すると大きなため息を1つつき
息を大きく吸い
叫んだ!


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