透明人間・花
「夏美おはよー」

私はいつも夏美と一緒にいる。


ねむいし、ダルいし勉強だし
学校なんて何が楽しいのか分からなかった。

でも夏美と話してるとそんな考えも飛んだ


「ねー咲知ってる?」


「なにを?」


「花麗伝説!」

「かれい?魚かよ。」

「かは、花って書くのれいは麗!!幸せの儀式なんだよ♪」


幸せの…

「やり方は!?」

「夕焼け、白い服を着て誰にも見つからないトコでね『イナレラジンシハンゲンニ』って唱えるの」
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