愛と音の花束を
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水曜日夜、オケの練習。
みんなの音が、少しだけど変わった。
雰囲気が引き締まったというかキレが少し増した感じ。
少しほっとした。
三神君の覚悟と真剣さを感じとれて、自分も努力しようと思ってくれる仲間がいることに。
練習後、若手ヴァイオリンメンバーが椎名を囲み、盛り上がっている。
「今度の土曜も椎名さんちに練習しに行っていいですか⁉︎」
「いいよ」
「えー何それ」
「椎名さんち、すげぇ広いし近くに家ないから、練習場所としてお邪魔させてもらってんの」
「うわ、いいなー、オレも行きてえ! アパートじゃ碌に音出せないんだよ」
「いいよ。ただし診療時間外でね」
「あ、じゃあ明日木曜だから休診日ですよね? 行ってもいいですか⁉︎」
「ごめん。明日は1日用事があるから別の日でお願い」
「じゃあ土曜夜に行きます!」
自宅を提供するとは、つくづく面倒見がいいというか、人がいいというか。
若手はアパート暮らしで楽器の練習場所には困る人が多いから、ありがたいだろうな。
ああ、やっぱりそんな彼が好きだなぁ、と改めて思ってしまった。
水曜日夜、オケの練習。
みんなの音が、少しだけど変わった。
雰囲気が引き締まったというかキレが少し増した感じ。
少しほっとした。
三神君の覚悟と真剣さを感じとれて、自分も努力しようと思ってくれる仲間がいることに。
練習後、若手ヴァイオリンメンバーが椎名を囲み、盛り上がっている。
「今度の土曜も椎名さんちに練習しに行っていいですか⁉︎」
「いいよ」
「えー何それ」
「椎名さんち、すげぇ広いし近くに家ないから、練習場所としてお邪魔させてもらってんの」
「うわ、いいなー、オレも行きてえ! アパートじゃ碌に音出せないんだよ」
「いいよ。ただし診療時間外でね」
「あ、じゃあ明日木曜だから休診日ですよね? 行ってもいいですか⁉︎」
「ごめん。明日は1日用事があるから別の日でお願い」
「じゃあ土曜夜に行きます!」
自宅を提供するとは、つくづく面倒見がいいというか、人がいいというか。
若手はアパート暮らしで楽器の練習場所には困る人が多いから、ありがたいだろうな。
ああ、やっぱりそんな彼が好きだなぁ、と改めて思ってしまった。