愛と音の花束を
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オケやって、仕事して、相変わらずの日々を送るうちに、あっという間に季節は冬。12月に入った。
暁のオケ練習参加は隔週くらいのペースだった。
「結花、この後、食事でもどう?」
練習後に暁が隣で楽器を片付けながら話しかけてきた。
暁は、練習に来た時いつも私の隣で楽器を広げる。そして、終わってからいつも私を食事に誘う。
昔のように。
でも。
「ごめん。今日はこの後……」
「申し訳ありませんが、今日は僕が先に予約させてもらってまして」
逆の隣にいた三神君が全然申し訳なく思っていなさそうな口調で割り込んできた。
「じゃあ三神君も一緒に3人で」
「すみません。永野さんと2人きりで秘密の話をするので」
……何、2人とも、その目が笑ってない感じ。