heptagon
それからは、二人で図書室にもどりカバンをもって校門の前に戻った

正直なんでかはわからないけどあの高山くんの焦りよう的に誰が見ても高山くんの中でみなみが大切な存在だというのは一目瞭然だった

あれから、絵に描いたように空元気なゆい


「市場先輩!宝ちゃんこと、ゆきも一緒にラーメンいいですか?」


「うん。いいよ。」


「よかったねーゆきーラーメンおごってもらえるってー」


「すみません、ありがとうございます」


「うーうん気にしないで」


「あっー!!しょうちゃんキター」


「斉藤。なんでそんなに元気なんだよ。さっきまで、おなかすいて死にそうな顔してたのに」


「そんなLadyにむかって失礼でしょ!」


「たからだーどうにかしてくれ、この絡みはなんだ酔っぱらいのおっさんか」


「だーかーらーわたしはLadyですって!!」


「で、こいつはいいーとして。高山と古賀は?」


「あー。もうすぐきますよ」

高山くんとみなみの名前が出た瞬間顔色や声のトーンが変わるゆい
勘のいい市場先輩はさっきの絡みも何のことかわかったようで
複雑な顔をしていた
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