センセイ、スキ。
二年生、
半年がたって行事が全部終わり
そろそろ受験勉強しないとな、って余裕ながらも頭の片隅に入れて
放課後の勉強会に参加した二学期。
「マナ、いこ~」
「おっけ~、ちょっと待って」
由羽が迎えに来て急いで準備をして向かう
勉強会は基本自習が主で別棟に移動して行われる。
静かで少し居心地は悪いけれどこうでもしないと勉強なんてしない人にはもってこいの場所。
「もう持っていっていいです?」
参加可否表をもって見慣れない先生が言う。
「あ、」
まだ丸つけてないや、
急いで前に言って表に印をつける。
「すいません。」
待ってくれた先生にお礼を言うと
「頑張って。」
目を細くして笑った。
あれ、こんなに可愛い先生いたっけ?
すこし太ってて笑顔が可愛かった。
それからは先生が担当の時にその可愛さを由羽に語ってただけ。