未完成恋愛
「…できない…気がする」

「なんで!?ただ別れればいいだけなのに?」

「子供のキミには…わからないかもしれないね…」

オレには理由がさっぱりわからなかった。

「子供扱いも強がりもやめろよ。オレじゃ頼りにならないから話せないのか?」

「違うわ…だけど…」

「…それでも彼氏が好きって事?そんなんおかしくない?」

「…わかんない…」

岡崎が泣いている。

オレが責めたから?




オレは泣いている岡崎を抱きしめた。

どうやって涙を止めたらいいのかわからない。だから…戸惑いながらも強く抱きしめる。


「む…村上…」

「オレじゃ…頼りない?中学生だから?できる事なら…オレが岡崎を守ってやりたいよ」


オレは驚いて動けないでいた岡崎にキスをした。


オレからキスしたくなった。
この泣いている弱弱しい女に。

今、オレの目の前にいるのは…


オレが好きになった女


オレは岡崎を担任としてではなく…一人の女として見ていて
好きになってしまっていた…

オレは岡崎がしたように…初めてだったんだけど自分から舌を入れた。
岡崎がしたように彼女の舌に自分の舌を絡ませる…

彼女もそのキスに応えてくれた
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