未完成恋愛
その日
オレはかなり落ち込んで家に帰った。


…何にもしたくねぇ
岡崎を救う事もできなくなった。
自分の力のなさに悲しくなる…


でも…やっぱ諦めない!


そして翌週、岡崎が大変な事になっているのを知る。

教えてくれたのは田上だった。

「自宅謹慎だって」

「…岡崎…が?なんでそんな事になってんの?」

「元、教え子とホテルに入ったって…教頭に見られてたって話しらしいよ」

「教頭?!マジで!?オレ、アイツにも見られてたってワケ?」

「…そういう話し。よりにもよって、って感じだな。どうする?」

「どうする?って…」


今オレができる事?


…わかんない…
オレが今、学校に乗り込んで行って否定したって逆効果だろうし…


悩んでいたオレは岡崎に電話した。
もう連絡するなって言われたけど…今、彼女がどうしてるのか…知りたい。

「RRRRR……ハイ…」

「岡崎っ…オレ…」

「蓮…連絡しないでって言ったでしょう…」

「だけど、自宅謹慎になってるって聞いて…」

「…誰に聞いたの」

「そんなのどうだっていいよ!オレ…オレのせいなんだろ?どうすれば岡崎は教師辞めずに済む?」
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