未完成恋愛
成り行きで…っていうかさぁ…酔ってたんだよね。オレ。


飲み会の帰り、彼女は北川さんと共にオレん家にくるハメになっていて…途中で北川さん帰っちゃうし。

もう少し酔いが冷めたら…篠田さんを送って行こうと思った。
夜も遅いしそのまま一人で帰すのはヤバいもんな。
だから酔いが冷めるように、仕事の話なんかしちゃってた。


だけど…ふと会話が途切れた。

オレ達は会話を探した。…なんか…気まずくね?

そして彼女を見た時…

オレは何故か無性に彼女に触れたくなって、彼女を抱きしめた。

柔らかい感触。意外にぽっちゃりしてんのかな?
彼女の髪がいい香りをさせていた。
オレは少しドキドキした。


もちろん拒否られると思った。
人妻だもんな、この人

…だけど?


彼女はオレの背中に腕を回してきた。

どういう事だ?


彼女もその気だったのか?


オレはそのまま彼女にキスを求めた。
彼女は顔を上げ、それに答える。


…あれっ?
やっぱその気なんだ。

じゃいいかな?
なんて軽く考えて


オレはそのまま彼女と長いキスをしていた…
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