学校のカイダン
急に引っ張られる感覚がなくなった。

「未来ちゃん?!」

慌てて私は腕を水の中から出した。

未来ちゃんの左手をつかんだまま。

「はぁはぁ...沙耶...!」

息を切らしながら走ってきたのは那由。

那由は未来ちゃんをプールからあげてくれるのを手伝ってくれた。
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