学校のカイダン
「それは、無理だと思うよ?」

未来ちゃんが真剣な顔で言ってきた。

「無理って何がだよ。」

優が言うと未来ちゃんは美術室にある時計を指さした。

時計の針は9時40分をさしていた。

「その時計壊れてるんじゃないのか?」

そう言って優は自分の腕時計を見た。
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