学校のカイダン
誰かとぶつかり目を開けると目の前には同い年くらいの女の子がいた。

「ご、ごめんなさい。私、よそ見してて……怪我とかしてない?」

「あ、私こそ走っててごめんなさい。怪我はしてないです...」

透き通った小さな声で。

「じゃあ急いでるので...」

そのままその女の子は走っていってしまった。
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