学校のカイダン
「きゃぁぁぁぁ...」

その声で愛海と那由と優がトイレに走ってきた。

手洗い場の前に小さな女の子がニタリと笑っている。

「もしかして、と、といれの、花子さん?!」

私が女の子に言うと、女の子は私に近づいてきた。

腰が抜けて動けなくなった私。

「も、もぅだめ...」

目をつぶったその時、
< 68 / 144 >

この作品をシェア

pagetop