学校のカイダン
(ごめんね...ごめんね、愛海ちゃん...)

未来ちゃんは鍵を閉められたことに気付きそのまま美術室の前の廊下を走った。

ものすごい音と愛海の悲鳴が聞こえてきた。

今にも涙が出そうな目を袖口でふき、階段をおりた。

廊下の突き当たりの階段をおりると目の前には図書室があった。

あたりを見回すと誰もいない。

放送室のランプが光っていたが気にせず、図書室に入ることにした。
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