きみのおと


もう私と千秋くんの間には、あの水玉ノートは必要なくて。
それでも、形を変えてでも使い続けていきたい思い出。




想いはもう文字にしなくても伝わる。伝えられる。




音に乗せて。
綺麗な、純粋な、澄んだ音に乗せて届けられる。




その思いは。





君ノートに綴られた一つ一つの文字にも宿る。






君の音。





君の、想い。






全てが私たちを作ってる。






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