朝焼け
「薫ちゃんとずっと一緒に居れますように、薫にゃんちょ…」
2回目で舌を噛んだ。
「願い事言えなかった…願い叶わないんだ…」
俺の馬鹿っ!!!
ここ一番で激弱だ!!
最悪だ、と思っていると薫が
「きっと聞き届けるまでもなく、ずっと一緒って事だよ」
と、言ってくれた。
本当に、嬉しかったんだ。
「…アリガトウ、薫ちゃん」
お礼を言った。
「私がそう思ったから言っただけだから、お礼なんて言わないで?
むしろ…素敵な思い出をアリガトウ…」
やった!!!
今回のデートは成功だったらしい。
そのまま、ピクニックマットに寝転び、
流れて行く星を夜中まで見ていた。
「そろそろ帰ろうか」
と言うと、
「あっ、その前にちょっと待って?」
と、さっき海で拾った貝殻を
薫が出したときに
凄く感動したんだ。
「ここで波の音がしたら凄くない??」
眼を閉じて、貝を耳に当てる。
・・・・・「好きだ」
心の中で思った。
その時だった。
「雄君、今何か言った??」
かなりドキっとした。
俺、声に出しちゃったのかと思った。
何も言ってないよ、と言うと、
怪訝ながらも納得してたから、
きっと俺は声には出してなかったんだろう。
でも、
あの時。
本当に「好きだ」
って思ったんだよ。
もしかしたら
俺の心の声が
きこえちゃったのかも
しれないね。
なんか照れくさいよ。
2回目で舌を噛んだ。
「願い事言えなかった…願い叶わないんだ…」
俺の馬鹿っ!!!
ここ一番で激弱だ!!
最悪だ、と思っていると薫が
「きっと聞き届けるまでもなく、ずっと一緒って事だよ」
と、言ってくれた。
本当に、嬉しかったんだ。
「…アリガトウ、薫ちゃん」
お礼を言った。
「私がそう思ったから言っただけだから、お礼なんて言わないで?
むしろ…素敵な思い出をアリガトウ…」
やった!!!
今回のデートは成功だったらしい。
そのまま、ピクニックマットに寝転び、
流れて行く星を夜中まで見ていた。
「そろそろ帰ろうか」
と言うと、
「あっ、その前にちょっと待って?」
と、さっき海で拾った貝殻を
薫が出したときに
凄く感動したんだ。
「ここで波の音がしたら凄くない??」
眼を閉じて、貝を耳に当てる。
・・・・・「好きだ」
心の中で思った。
その時だった。
「雄君、今何か言った??」
かなりドキっとした。
俺、声に出しちゃったのかと思った。
何も言ってないよ、と言うと、
怪訝ながらも納得してたから、
きっと俺は声には出してなかったんだろう。
でも、
あの時。
本当に「好きだ」
って思ったんだよ。
もしかしたら
俺の心の声が
きこえちゃったのかも
しれないね。
なんか照れくさいよ。