朝焼け
そんな話をしている内に、薫は寝てしまっていた。
疲れてたんだろうなぁ。
可愛いなぁ。
暗くて寝顔が見れないのが残念でならない。
俺はというと。
俺の中の悪魔が煩くて眠れない。
「薫は今、良く眠ってるし。
晃の言う通り、今夜がチャンスじゃないか。
薫は眠ってる。キスくらいしても気付かないさ。」
…悪魔の囁きには負けないっ!!!
こうゆう時。
普通は天使が出てきて、
「そんな事はダメだっ!」
とか言ってくれるかと思えば、そんな事は無い。
俺は理性で打勝つしか無いらしい。
…もしかして。
…俺自身が天使??
…頭がヘンになってきたりした。
ヘンな事をしてしまわない内に寝る事にした。
頭の中で勝手に喋ってる悪魔は無視の方向で。