朝焼け

隣りで物音がした。

薫が起きたのかな

俺も起きよう

って、いうより。


今何時だ??



とか思ってたら。



頬に薫の唇が触れた。




思わず抱き締めた。




こんなに好きなんだ。




俺は来年。







薫を置いてフランスに行けるのか??






そして、2人で朝起きた時に好きな人が側に居る、っていいね。


とか話してた。




薫もそう感じてくれてたのが本当に嬉しかった。


だから。



初めて俺から。


何も言わずに頬にキスをした。



何も言わなかったのは、驚かせたかったのと、



ほんの少しだけど、



自分に自信が着いたから。




薫が抱き付いてきた時は本当に焦ったけど。



そう来るか?!って思って。

ゆっくり抱き締める。



薫が引きはがせ、とか言うからつい本音が出る。




離したくない。



できれば、一生。



薫を独占したい。




そう思った。




2人の目が合う。



ヤバイ!!!



悪魔がっ!!


慌てて、薫を引き離し、着替えと携帯を持ち、部屋を出る。



薫の頭の周りには?マークが一杯飛んでそうな感じだった…
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