朝焼け
電波に乗り、雄の家に舞い戻って来ました。


親友からのメールを読んで愕然とする俺。


考え込む。



考える。



あっ!!



考え込む前に着替えなきゃ!!



急いでトレーナーを脱ぎ、長袖のシャツを着る。



部屋の中から薫の声がする。



ヤバい!!


急いで着替えなきゃ!!


と、スウェットのズボンを脱ぐ。



「雄??」
と、薫の声と共に部屋のドアが開く。



ー………

その時俺は、空気が凍る瞬間、と言うモノを初めて体験した。



あの時。

「少し待って」と言っておけば…。

激しく後悔する。

が、後悔先に立たずだ。

後の祭りだ。

色んなことわざが頭を回る。


「ご、ゴメン!!」


と、俺の可愛い薫がドアを急いで閉める。


数時間にも感じられた瞬間でした。


急いでジーンズを着て、ドキドキしながら部屋に入る。
< 146 / 218 >

この作品をシェア

pagetop