朝焼け
電車を見送り、晃が俺に
「しかし、お前には恐れ入る!!
…つぅか尊敬する。
1晩2人っきりで、同じ布団で。
良く我慢出来たよな。」

「だから。約束もあったし、俺なりの考えもあったんだって。
…約束破って嫌われたく無いし」


「やっぱりそこが1番なんだろ??
俺そこまで考えらんねぇもん。
俺が雄の立場だったら…
まぁ、俺と雄は違うからな!!」



開き直った感もする晃だが。


俺はこう思うんだ。


「晃はそれでいいんじゃないか?
俺は俺の愛し方があって。
晃には晃の愛し方があるんだよ」



目を真丸にして晃が俺の顔をマジマジと見てくる。


「…ど、どうした?」




え?



俺なんかヘンな事言った?



俺と晃の愛し方は違うって考え間違えてんの??
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