朝焼け
そんな事を話している内に家に帰り着く。


手を繋いだまま、家の鍵を開ける。




「お邪魔しま~す」



「いや、だから誰も居ないってば」


と俺が言ったその時だった。



「ハーイ」
と、誰も居ないハズなのに家から声が返ってくる。



声から察するに母さんだっ!



奥から母さんが出てきて慌てる俺。





隣で薫もフリーズする。





…母さんも慌てるし。


「ぇ??雄??え???彼女??えぇ~?!」




「はっ初めまして…」


薫が口を開いた瞬間に俺の部屋に連れて行く。



「ちょ、ちょっと待ってて?!」


慌てて部屋を出て行く…
< 162 / 218 >

この作品をシェア

pagetop