朝焼け
「か、母さん何で居るの?!
今日どっか行くって言ってたじゃん!!
だから連れて来たのに!!」




「だってさ~、雄最近何か変だったから、母さん心配してたの~」



のほほんと母が言う。



悪気が無い分、タチが悪い。



ニヤリ、と母が笑いながら
「で、彼女なの?それとも候補??」




少々怒りながら、


「彼女だよ!!邪魔はしないでよ!」


と言い、部屋に入ろうとすると、




「邪魔って何よ~?
母さんには紹介してくれないのぉ~?」
< 163 / 218 >

この作品をシェア

pagetop