朝焼け
部屋のドアを開ける。



母さんが俺の後ろからついてくる。




薫の顔が強張る。



そして、自己紹介をする。

薫は人見知りだから、大丈夫かなぁ、って心配だったけど。


母さんは人懐っこい人だから、大丈夫だったみたいだ。



何で俺なんかと付き合ってるのか聞いたりしてやがる。



「えっと、その…雄…君の優しい所が…」


しどろもどろな薫。


…可愛いなぁ…

「母さんもう気は済んだ?
俺の可愛い彼女の薫でした!」

「ノロけやがるわね。薫ちゃん、今度2人で遊びに行こうね☆」


と、言う母を追い出す。
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