朝焼け
薫、自力で再起動。



「お返し…かぁ。

雄の唇ぅ♪
……なんちゃって」




…????????え????????



それって…??




薫の小さな手を握る。




「ホワイトデーまで待たなきゃダメ…かな?
前払いって、アリ??」



と聞いてみる。



そして。




俺は、




一段だけ、



大人の階段ってやつを昇ってやった。
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