朝焼け
「薫ちゃん、オムライスとか好き??」


「うん!好き♪」



「じゃあ俺オススメの店に行こうか☆」



「そんなのあるの~?行ってみたい☆」



やっとカップルらしくなってきた2人だ。



雄が連れて行ってくれたお店は、洒落た感じの店だった。



「前に晃が教えてくれたんだけどね、美味しかったんだ♪」




運ばれて来たオムライスを口一杯に頬張る。




「タマゴが…とろけてゆくぅ~…
美味しい~☆」




「良かった♪薫ちゃんイイ顔してる」



優しく微笑む雄。




ドキドキする。




雄も



私と同じ位に



ドキドキしてくれてる??




「はぁ~、美味しかったねぇ~♪」



「気に入ってくれた??良かった♪」



ご飯を食べ終わり、再度車に乗り込む。




「さて。そろそろ行こうか♪
本来の目的地へ~!!」



「わーい♪どこに行くか知らないけど、いざいざ~☆☆」






車は心なしか山に向かっている。




…目的地は、


山?


なのかな?




と思っている内に、車はどんどん山道に入って行く。





「そろそろ行き先教えてくれても良くないデスか~??」





「ん~、山デス!!」





…それは分かってるんだけど…




「まぁまぁ、楽しみにしててよ☆」





そして車は、山の頂上まで行ったのだ。




何があるのかなぁ??





私の期待と緊張も頂上に達していたのだった…。
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