朝焼け
「薫ちゃん、さっき駅で言ったの、本当だから!俺、何もしないから!」
と、雄が真顔で言ってくる。
「…でもね、布団が一組しか敷けないから、布団は一緒でも、いいかな?」
と、聞かれた。
「う、うん。いいよ…。
雄君と一緒に居たいし…」
と照れながら言い返す。
「薫ちゃんもそう思ってくれてたんだ。嬉しいな。アリガトウ♪」
と雄が笑う。
極上の笑顔だった。
クラクラした…。
布団を敷き、電気を消し、一緒の布団に入る。
本当に、雄は何もしてこない。
ごろん、と雄がこちらに寝返りをうつ気配がした。
私も、雄の方向に寝返りをうつ。
暗闇の中で、目が合った…
気がした。
息がかかる程の距離に大好きな人がいる…。
私の心臓がドキドキしてる音が雄に伝わってしまわないか、心配だったよ。
「薫…ちゃん、起きてる?」
暗闇の中から雄が聞いてくる。
「う、うん」
と、返事をする声が上ずる。
「抱き締めても…いい?」
「聞かなくていいよ?
前にも言ったでしょ?
答えは決まってるから…」
暗闇の中から雄の腕がのびてくる。
力強い雄の腕が、まるで壊れ物でも抱えるかのように…
私を包む。
心臓が破れそうなくらい胸がドキドキしたよ。
雄はいつも、
その力強い腕で
私をまるで
壊れ物の様に
扱うから。
雄になら、
壊されてもいい。
本当に
本気でそう想う。
それで雄がずっと
私のモノになるのなら。
…なんて、ね。
と、雄が真顔で言ってくる。
「…でもね、布団が一組しか敷けないから、布団は一緒でも、いいかな?」
と、聞かれた。
「う、うん。いいよ…。
雄君と一緒に居たいし…」
と照れながら言い返す。
「薫ちゃんもそう思ってくれてたんだ。嬉しいな。アリガトウ♪」
と雄が笑う。
極上の笑顔だった。
クラクラした…。
布団を敷き、電気を消し、一緒の布団に入る。
本当に、雄は何もしてこない。
ごろん、と雄がこちらに寝返りをうつ気配がした。
私も、雄の方向に寝返りをうつ。
暗闇の中で、目が合った…
気がした。
息がかかる程の距離に大好きな人がいる…。
私の心臓がドキドキしてる音が雄に伝わってしまわないか、心配だったよ。
「薫…ちゃん、起きてる?」
暗闇の中から雄が聞いてくる。
「う、うん」
と、返事をする声が上ずる。
「抱き締めても…いい?」
「聞かなくていいよ?
前にも言ったでしょ?
答えは決まってるから…」
暗闇の中から雄の腕がのびてくる。
力強い雄の腕が、まるで壊れ物でも抱えるかのように…
私を包む。
心臓が破れそうなくらい胸がドキドキしたよ。
雄はいつも、
その力強い腕で
私をまるで
壊れ物の様に
扱うから。
雄になら、
壊されてもいい。
本当に
本気でそう想う。
それで雄がずっと
私のモノになるのなら。
…なんて、ね。