朝焼け
何も無かった。
今…凄くイイ雰囲気だったのに…

雄は慌てて部屋を飛び出て行った。



何となく下がったテンションで服を着替える。




雄は私に触れたく無い…のかな。




着替え終わったので、外で待っている雄に声をかける。






……………




何の返事も無い。






まさか、居ないの?



何処かに行っちゃった?!




「雄???」





ドアを開ける。






…ーっ!!!!





そこには、まだ着替え中の雄が居た…。






「ゴメンなさい!!!」




慌ててドアを閉める。





お兄ちゃんが居たから、男の人の下着姿に免疫が無いワケでは無い。





でも。




雄の体を見てしまった時(厳密に言えばパンツだ。)、心臓が跳ね上がった。
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