朝焼け
「そろそろ、晃達の所でも行く??」



雄が口を開く。



「でも、まだ由美が寝てそう。あの子朝弱いからねぇ」


「そういう時は…。俺達の場合は電話する!!」




雄はまたイタズラっ子の様だ。




「電話して怒られたら、雄も一緒に謝ってね?」



と、言いながら由美に電話をする。




5回目のコール音で、




「ア゙イ…」



うわ、かなり寝起きだ!!




「あ、由美?あのね、雄が晃君に会いたいんだって!
遊びに行っていい?」



「…晃に代わる」



不機嫌な由美とはうってかわって、上機嫌な晃。



「きっと薫ちゃん達来たら由美も目が覚めるだろうし、イイよ~☆」



「うん、じゃあ用意してから行くね~」



と言って電話を切る。



寝起きの由美は相変わらず怖かった…。
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