幼なじみは私の初恋。

次の日の朝。

私はいつものように起きた。
「ふぁ～……」
「蓬……おはよー……」
愛紗が起きていた。
私は「おはよう……」と言い返した。
その日もいつも通りに進み、夕方になっていた。
愛紗は今日も泊まっていくという。
その頃私は考え事をしていた。
ずっと1人で「うーん……んー……」とうなっていた。
愛紗は「なしたんさ。」と聞いてきた。
私は答えた。
「いや～莢斗と付き合いたいな～って思ってさ～」
私は少し照れながら言う。
愛紗は言った。
「なら言ってみなよ。付き合って！ってさ。」
と愛紗に言われた。
私は「無理無理無理！付き合えないって言われたし……」
「そんな一回言われただけで諦めるの？」
「え……」
「頑張らなきゃ！」
「………………」
私は黙った。
考えていたのだ。
(言わなきゃってわかってるけど……言えないんだよー泣)
私は愛紗を見た。
愛紗が言った。
「決まったみたいね。」
「うん！私……もう一回言ってみる！」
「そうと決まれば……早速電話よ！」
「はい！」
私は早速莢斗に電話をした。
「プルルルル……プルル……ガチャ はい……」
莢斗が出た。
「も、もしもし？莢斗？」
「うん。そうだけど。なんか用事？」
「うん。あのね。」
「うん。」
「前さ。保健室の時……付き合えないって言ったよね。」
「うん。言ったよ。」
「わかってるんだけどさ。…………どうしても……付き合えないかな。」
「………………」
「ごめん。付き合えない。」
「……っ……」
「そ、そっか……ごめんね。おやすみ。」
「あ……ツーッ……ツーッ……」
「無理だって言われた。泣」
私はわんわん泣いた。