狼な彼と赤ずきん
そして一週間が過ぎ、二週間が過ぎ。


私も狼も、森の住人たちも、疲れて幾分か痩せたようだった。


森に来る騎士たちの人数が日に日に多くなってきていることが、家の中からでもわかる。



今のところ直接的な被害はないようだが、これからどうなってしまうのだろうか。



今日も私は、家の中から外の様子を伺う。


どうやら、今日はお互いに警戒し合っているのではなく、騎士たちと住人たちとで話し合いをしているようだ。


ということは、何か平和的に解決する手段があるのかもしれない。


そうすれば、日常が戻ってるはずだ。


心配だらけだった毎日に、一筋の希望が見えてきたように感じられた。
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