六芒星の記憶
と思いながら買ったものを持ってお店に帰ろうとしたら…
「ジュリアちゃん!」
だれかよんだよね?
「はい?」
と言って振り返るとそこにはフィンさんの息子であるラルドさんがいた。
ラルドさんは、緑色の目と髪が特徴的な人。
明るくて、会うとすぐに声をかけてくれる優しい人だよ。
「ラルドさん!こんにちは!」
「その荷物…やっぱり本当だったのか…。」
ラルドさんはわたしがもっている旅のための荷物を見ながらつぶやいていた。
「はい…。準備が終わり次第出発しようと思ってるんです!」
「俺もついていきたいんだけどさ…仕事があるからさ…」
ラルドさんの仕事は、この街の警備隊。
確かに自由にお休みは取れないのかなー。
「心配してくれてありがとうございますね!ラルドさんはお仕事頑張ってください!たまに手紙とか書けるようにするので!」
大丈夫ですよ!と言ってガッツポーズしてみた。
「……なんだか真意が伝わってないみたいだね。」
「…??」
ラルドさん、真意って間違ってた?わたし…。
ま、いっか(笑
「そんなんだから心配なんだけどね(笑。あまり無理はしないよーに!」
「分かりました!ではこれで失礼しますね!」
この後またお店のお手伝いあるしね。
「うん。お店行くからね!」
「待ってます!失礼します!」
ここでラルドさんとは別れてわたしはお店に帰った。