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その後、しばらく連携の取れた二人の攻撃をまともに食らい、俺のメンタルは砕かれしばらくベンチに座っていた。ちなみに会計はすべて俺のカードで済まされており、ちゃっかり唯のも購入されており、買ったものを聞いたら、「そろそろ近いの!」と言って教えてくれなかった。だが、頼んだことはしっかりやってくれていて、加蓮のコーディネートはバッチリである。「腹へったな。」気づけば12時半を回ったばかりだ。「なにか食べたいものある?」
「いや、特にないかなー。お腹は空いてるけど」「はい、私も同じです。」
「じゃあさ、美味しいパン屋あるんだけどそこに行かない?」


そこのパン屋は京子さんのお気に入りで、俺が京子さんの機嫌を損ねてしまったときにそこのサンドイッチを渡すと上機嫌になる。
俺たちはそこでお昼ご飯を買うと、近くの公園のベンチに座って食べた。食べ終わり帰ろうと立ち上がると、雨が降ってきた。最初は弱かったものの、次第に強くなりどしゃ降りだ。唯のブラウスは透け、加蓮のワンピースも透け透けだ。いやーね、俺も年頃なわけですよ?そりゃね二人には悪いけど俺だって男なわけで、ニヤニヤが止まらん。「なににやけてんの?」走りながら唯が聞いてきた。「ごちです!」



なんとか家に帰ったものの、3人共びしょ濡れ。なんか俺、良いものを見たわ。「唯と加蓮はとにかく風呂入ってきてな。風邪引くし、家の広さなら二人は余裕だろ?」「楓さんは入らないんですか?」加蓮が下を向いて言う。「いやいや、俺だって男だし、」「でも風邪引きますよ?唯さんはどうですか?」「私は別にいいよ。気にしないし、」「いや、俺が持たねーよ!」「それもそうね。加蓮ちゃんにあんなケダモノ見せられないものね。」「ケダモノ言うな。お前そのケダモノに何度も昇天させられてんだろ。てか、んなこといいから早く入ってこい。」

唯&加蓮「はぁーい。」

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