私はそれを見るたびに貴方を思い出すでしょう

「いいみたいだね。
はいっ!まずは名前ね。彼はイルマ。
イルマリア・リカリスだよ。
出身はメラル…って言っても分かんないか。
年齢は18歳で、身長は177cm。
…と、こんなもんかな?」

一気にそう言ってニコッと笑うミリィさんに、

私は言った。

「あの…私からも質問、いいですか?」

「どーぞどーぞ!何かなぁ?」

笑顔を絶やさないミリィさんとは正反対に

緑…イルマ、はずっとミリィさんを睨んでいた。

「私のこと、教えてください。」

ミリィさんの目を真っ直ぐ見て言った。
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