私はそれを見るたびに貴方を思い出すでしょう

「私は…死んだの?」

ミリィさんの真剣な表情は

とても嘘をついているようには見えない。

「あぁ、これが1度目の死だよ。」

「えっ?」

思わず聞き返した。

「君はそのあと生き返ったんだ。
神様はどこまで君を苦しめれば済むのか知らないけど、
また君と亜瑠を出会わせた。
でもその時は君はシュラ、亜瑠はダリアっていう名前だった。
そしてまた2人は結ばれて、君が死んで。
そんなことを繰り返し続けて6回目の時。
君じゃなくて、亜瑠の方が先に死んだあの時。
亜瑠はここにやって来た。」
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