私はそれを見るたびに貴方を思い出すでしょう
再会、そして
私たちは再会を喜び、抱き合った。

「んー、出会えたのは良かったけど…」

「そろそろ僕のこと気にしてくれない?」

ミリィさんがゆっくり起き上がりながら言った。

私たちは慌てて離れた。

「そんなに慌てて離れなくてもいいのに〜。」

ミリィさんはケラケラと笑いながら立ち上がる。

「まぁでも、なんて偶然なんだろうね。
まさかたまたま連れてきた女の子が、イルマの探していた娘だったなんて。」

本当にびっくりする。

まさか、また亜瑠に会えるなんて。

でも亜瑠は、

「…本当に、たまたまか?」

何かを疑っていた。

「たまたまに決まってるじゃない。
なーに疑ってんの?」

ミリィさんはあっけらかんとした様子でいう。

しかし亜瑠は、まだ眉間にシワを寄せていた。

「もー、亜瑠。そんな顔しないで!
せっかくまた会えたんだから。」

私が亜瑠に言うと、亜瑠は、

「…でも何か嫌な予感がするんだ。」

と神妙な面持ちで言った。





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