連なる恋心
③琳夏side
琳夏、レンと出会う
少し迷ってからドアを開けた。
そこには、私のへやより少し小さめの、9畳の部屋。あれ?ここ、お父さんの書斎じゃなかった!?
全体的に濃いブルーで統一された、スッキリした部屋になってる。
そして。そして。奥にあるデスクには!
「おう」
...誰だよこいつっ。
同い年くらいの男が座ってた。顔は...美青年と、言えなくもない...けどっ!
「あ、あの、ここ私の家だから、勝手に入んないで下さいっ!」
私の魂の叫びを、キョトンとした顔で見つめる男。
「は?おまえの家?」
「そーだよ!ここ、お父さんと、その...お母さん...と、私の家なの!」
男の顔が明らかに馬鹿にしてる顔になっていく。
「いやでも、俺の家でもあるし。」
え?
............。
えっ!?
「俺、今日からここんちに住むんだよ。おまえの父ちゃんと俺の母ちゃん再婚したからさ」
「待って」
「あ?」
「ちょっと待ってっ」
「何なんだよ、だから俺──」
「待って、あなたなんていう名前なの?」
「俺?今日から七瀬レンだけど?」
七瀬!?同じ名前!?てことは本当ってことよね。信じられない...
「お前は、七瀬琳夏だろ?しくよろな」
そんなこと、聞いてないよっ!?
「お前と住むのか~。ま、我慢するか」
失礼だなおい。
「こ、こっちこそだし!」
こっちを見て、レンがははっ、と笑った。
琳夏、レンと出会う
少し迷ってからドアを開けた。
そこには、私のへやより少し小さめの、9畳の部屋。あれ?ここ、お父さんの書斎じゃなかった!?
全体的に濃いブルーで統一された、スッキリした部屋になってる。
そして。そして。奥にあるデスクには!
「おう」
...誰だよこいつっ。
同い年くらいの男が座ってた。顔は...美青年と、言えなくもない...けどっ!
「あ、あの、ここ私の家だから、勝手に入んないで下さいっ!」
私の魂の叫びを、キョトンとした顔で見つめる男。
「は?おまえの家?」
「そーだよ!ここ、お父さんと、その...お母さん...と、私の家なの!」
男の顔が明らかに馬鹿にしてる顔になっていく。
「いやでも、俺の家でもあるし。」
え?
............。
えっ!?
「俺、今日からここんちに住むんだよ。おまえの父ちゃんと俺の母ちゃん再婚したからさ」
「待って」
「あ?」
「ちょっと待ってっ」
「何なんだよ、だから俺──」
「待って、あなたなんていう名前なの?」
「俺?今日から七瀬レンだけど?」
七瀬!?同じ名前!?てことは本当ってことよね。信じられない...
「お前は、七瀬琳夏だろ?しくよろな」
そんなこと、聞いてないよっ!?
「お前と住むのか~。ま、我慢するか」
失礼だなおい。
「こ、こっちこそだし!」
こっちを見て、レンがははっ、と笑った。