風便り〜大切なあなたへ〜
守屋くんと一つになったのは、今日で二回目・・。
今日の守屋くんは、前とは全然違ったよ・・。
前みたいに、私を腫れもののように、優しく大切に扱ってくれてたのは同じだけど、前よりも深くて、熱い愛情がこもっていた・・。
甘く痺れて、守屋くんに溶けてしまいそうだった・・。
私はそんな守屋くんの愛情に耐えられずに、何回も泣いてしまったけど、だけど、守屋くんの想いが伝わってきて、とても嬉しかったよ・・。
「真子・・大丈夫か?」
「うん・・」
横を向くと、守屋くんの優しい顔が目に入り、私は微笑んだ。
私は、そのまま体も守屋くんの方を向けた。
守屋くんは、優しく私を抱きしめてくれた。
守屋くんと会えなかった数日が、嘘のように感じて、私は心が温かくなって、幸せに包まれた。
「大和・・・私、幸せだよ」
「真子・・」
「だから、もう、あんなことはしない・・今度何かあったら、大和にちゃんと言うね。ごめんね、大和・・」
そう言って私は、守屋くんを抱きしめると、守屋くんの胸に顔をうずめた。
「真子・・お前にプレゼントがある」
「え?」
「あとで渡してやるよ・・だからもうしばらく、このままでいろ」
「うん・・」
そう言うと守屋くんは、私の頭に顔を乗せて、私を抱きしめてくれた。
やっぱり、守屋くんの隣は安心する。
ドキドキして、恥ずかしいけど、心が満たされる・・。
守屋くん、大好き・・。
いつまでも、守屋くんの隣にいたい・・。
ずっと、私を好きでいてね・・?
ずっと、私を愛していてね・・?
守屋くん・・。
「大和・・愛してる」
私は守屋くんを見上げて、笑顔で微笑んだ。
守屋くん。
ずっと、ずっと、愛してる・・。