風便り〜大切なあなたへ〜





ねえ、守屋くん。


私、本当に守屋くんと出逢えて、よかったよ・・。


あの時、タンポポを見つけてなかったら、きっと守屋くんとは出逢えなかったよね・・。


あの時、私がタンポポに話しかけていなかったら、きっと守屋くんは私に声をかけてくれなかったんだよね・・?


私と守屋くんが出逢えたのは、すごい偶然なんだね・・。


それから、初めて守屋くんと話して、私、誰よりも、守屋くんと話しやすいと思ったよ・・?


初対面なのに、守屋くんの辛そうで苦しそうな顔を見て、私まで胸が苦しくなったよ・・?


あの時から、私、泣いてばかりだね・・。


その後、初めて守屋くんの笑顔を見た時、とても印象的な笑顔だと思った・・。


その笑顔を見た時から、私、守屋くんに惹かれてたんだよ・・。


ずっとこの笑顔を見ていたい・・。


また、守屋くんに会いたいって・・。


先生に、守屋くんに近づくなって言われた時は、とても悲しかった・・。


どうして先生なのに、守屋くんのことを見てあげないの?って・・。


それからあの土手で、また守屋くんと会えて、私、本当に嬉しかったんだよ・・。


守屋くんが、泣いてる私の頭を撫でてくれて、私は、もっと守屋くんに惹かれた・・。


こんなに優しい人なのに、どうして先生にあんな事、言われなきゃいけないの?って・・。


守屋くんに知らない女の人が走り寄ってきたのを見た時は、胸が苦しくなったよ・・。


心に穴が空いて、冷たい風が吹いてるみたいだった・・。


きっとあの時には、私はもう、守屋くんの事が好きになってたんだね・・。


その後、いろいろあったけど、守屋くんが学校に来てくれて、本当に嬉しくて、私、みんなが見てるのに大泣きしちゃたね・・。


先生も守屋くんが来てくれて、すごく嬉しそうだったよ・・。


初めて守屋くんが、涙を流した時、とても辛そうだったね・・。


守屋くんが、私を好きだって言ってくれて、とても嬉しかったよ・・。


満月が綺麗で、涼しい夜だったね・・。


あの時も、守屋くんへの好きって気持ちが溢れてたけど、今はもっともっと、守屋くんの事が大好きだよ・・。


愛してるじゃ伝えきれないくらい、言葉が足りないよ・・。





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