【短編】ヒミツの関係
翔side
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「本気ですっ!」
そう言った彼女の顔は真剣そのものだった。
ていうか、こいつただのアホだ・・・。
だいたい、俺には好きな奴なんか一人もいない。
ただ、好きな奴がいるって言えば、女はすぐに諦めてくれるから何時も断る時に使ってただけだ。
それに、早希を友達以上には思ってないし、
あいつには彼氏がいる。
誰かは知らないけど・・・。
とにかく俺に好きな女なんて今まで出来た事はないし、これから先も出来るわけがないんだから、こいつにも諦めてもらおうっ!
そう思ってた…。