[完] タイムカプセル〜16年前の私〜



「ちなみに過去の君に完璧覚えられると、俺の存在は消える。だからむやみには使えない」



彼の言葉を聞いて、私の中で一瞬時が止まったように感じた。
背筋が凍りつくとはこういうことなのだろう。



「じゃあ、あと二日ってことは。もう時間が。」




彼は頷いた。
あと二日しかない、今すぐ行かなくちゃ
< 46 / 121 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop