[完] タイムカプセル〜16年前の私〜





「洋介は負けず嫌いですぐお姉ちゃんにつかかって。それでも明璃は、“私はお姉ちゃんだから大丈夫”って泣きながら私に言ってくるの。」

陽翔はそれを聞いて笑ってこっちを向いてきた
私は恥ずかしくなり下を向いた






「でもね、明璃は今はまだ小さいからそんな我慢しなくていいと思うのよ。賢い子だからこれから何か学校であって
も迷惑をかけないように誰にも相談せず、溜め込んで自分だけでなんとかしようとする子だと思うの私は。」


私はそれを聞いて目頭が熱くなってくるのが分かった。





「自分だけでなんとかしようとする子になると。後から人との関わりにも壁ができると思うの。幸せになって欲しいの。勿論明璃だけとは言わないけどね。だから私にはなんでも話してきてちょうだいね…?」




おばあちゃんは私の顔を見た。
え。おばあちゃん…?


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