蒼き華に龍の口付けを
どこからか煙管を取り出し要目に突き付ける。
甘い香りが部屋に広がる。要目はその香りで眠気が襲ってきたが、自身の舌を噛み、無理矢理正気を保たせる。
「ここをどうやって見つけた?」
この時間帯の訪問者は四季神以外居ない。こんな夜更けに客なんて来る筈も無い。
要目は細い目を開きニヤリと笑う。完全にラウリを馬鹿にしている。
「簡単ですよ。『来夢さん』から場所を教えて貰って、この九十九神さんに理由を話し、上がらせて頂きました」
ラウリは迷い家に視線をやる。彼女はゆっくりと首を縦に振る。
残念ながら迷い家は口を聞く事が出来ない為、直接本人に訊くしかない。
甘い香りが部屋に広がる。要目はその香りで眠気が襲ってきたが、自身の舌を噛み、無理矢理正気を保たせる。
「ここをどうやって見つけた?」
この時間帯の訪問者は四季神以外居ない。こんな夜更けに客なんて来る筈も無い。
要目は細い目を開きニヤリと笑う。完全にラウリを馬鹿にしている。
「簡単ですよ。『来夢さん』から場所を教えて貰って、この九十九神さんに理由を話し、上がらせて頂きました」
ラウリは迷い家に視線をやる。彼女はゆっくりと首を縦に振る。
残念ながら迷い家は口を聞く事が出来ない為、直接本人に訊くしかない。