蒼き華に龍の口付けを
『教え』・2
外に出ると快晴だ。しかし、日があるとは言え肌寒い。
周りを見回すと夜中に降ったのだろうか、雪が積もっている。朝日に当たり、キラキラ光っている。
雪を手で掬い、落とす。サラサラとしていて綺麗だ。
「新雪だね」
「初めて見たのか?」
「記憶がないから分からない」
そう答えると自嘲した笑顔で『そうだな』と言った。どうして自嘲した笑顔なのか分からないけど。
目の前は畑になっていてとても広い。雪が積もっていて作物は見えないが。
興味があっち行ったりこっち行ったりする私を横目にラウリは行ってしまった。
「あっ、待って……」
「……沢山の物に気を取られるな。付いてこい」
何で不機嫌なのか分からないけど、行こう。
周りを見回すと夜中に降ったのだろうか、雪が積もっている。朝日に当たり、キラキラ光っている。
雪を手で掬い、落とす。サラサラとしていて綺麗だ。
「新雪だね」
「初めて見たのか?」
「記憶がないから分からない」
そう答えると自嘲した笑顔で『そうだな』と言った。どうして自嘲した笑顔なのか分からないけど。
目の前は畑になっていてとても広い。雪が積もっていて作物は見えないが。
興味があっち行ったりこっち行ったりする私を横目にラウリは行ってしまった。
「あっ、待って……」
「……沢山の物に気を取られるな。付いてこい」
何で不機嫌なのか分からないけど、行こう。