蒼き華に龍の口付けを
「おー、本当に来たんだな。とりま家に入れよ」
肩より上の真っ直ぐな黒髪、同色の瞳はまだ幼さを残している。高校生位に見える彼はそれらしい笑顔を浮かべている。
私はそれ以上に『私は神だ☆』と書かれた緑色のTシャツが気になる。下は只のジーンズだ。
「おい。来いよ、そこで話すのはオレの脚が死ぬ」
あの時と印象が違い過ぎる。陰湿だったのが爽やかになっていて脳の処理が追いついていない。
「あ、うん。えと、ユメライ……さん?」
「ん? あぁ。あれか! あれはラウリにばらさない為の偽名。来夢(ライム)で構わねーよ」
どういう事なの? 私の頭にはクエスチョンマークが浮かぶばかりだ。
「分かんない事だらけだもんな。取り敢えず家に入れよ。ゆっくりじっくり説明してやんよ」
来夢はヘラヘラ笑いながら門を開け、私は足を踏み入れた。
肩より上の真っ直ぐな黒髪、同色の瞳はまだ幼さを残している。高校生位に見える彼はそれらしい笑顔を浮かべている。
私はそれ以上に『私は神だ☆』と書かれた緑色のTシャツが気になる。下は只のジーンズだ。
「おい。来いよ、そこで話すのはオレの脚が死ぬ」
あの時と印象が違い過ぎる。陰湿だったのが爽やかになっていて脳の処理が追いついていない。
「あ、うん。えと、ユメライ……さん?」
「ん? あぁ。あれか! あれはラウリにばらさない為の偽名。来夢(ライム)で構わねーよ」
どういう事なの? 私の頭にはクエスチョンマークが浮かぶばかりだ。
「分かんない事だらけだもんな。取り敢えず家に入れよ。ゆっくりじっくり説明してやんよ」
来夢はヘラヘラ笑いながら門を開け、私は足を踏み入れた。